about
​JIBITA

私は大学卒業後、家業である近現代工芸及び茶道具を中心に扱う美術商に修業に入り、全国の百貨店美術画廊にて年間200日以上の企画展を行いながら業界を体系的に学びました。

6年の修業の後、5年間を他に勤め再度家業に戻ったのですが、その際、百貨店美術画廊に見た現実は以前にも増して厳しくなっており、今後も私自身が愛するこの陶芸で生きていく為には先ず陶芸ファンを増やす事から始めねばならないと思い、2013年、家業から独立して立ち上げたのがJIBITAです。

美とは、それを観た者の発見である。創作である。
                   
~青山二郎~

JIBITAに来られるお客様の中には作家名を御存知ない方も多くおられますが、御自身が好きだと感じるひと品をお客様の眼でしっかりと選ばれる方も多いです。

特に私の思い入れの強い品をすっと手に取り眺めておられる姿を拝見した時などは、会話は無くともその品を介してお客様と通じ合った感覚となるのです。

青山二郎は

「優れた画家が、美を描いた事はない。

優れた詩人が、美を歌つたことはない。

それは描くものではなく、歌ひ得るものでもない。

美とは、それを観た者の発見である。創作である」

という言葉を遺しました。

私はこの言葉に大きな感銘を受けたのですが、お客様が作家名や認知度と切り離されたところでしっかりとひと品を選ばれる姿をこの言葉に照らしてみると、立場を超えてそこのある美を共感しあえた事に大きな喜びを感じるのです。

そしてJIBITAはこの青山二郎の「二」の字を頂き、「二美探」という和名を持っています。

百万の中から一を掘り出す青山二郎の眼。

その眼に近付ける様、自身を磨き続け、美しいもの探し、世に発信していく。

これをJIBITAの使命として活動しています。

​                         熊谷 信力