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◆「西垣 聡 ガラス展」12月20日 START

  • 執筆者の写真: Nobuchika Kumagai
    Nobuchika Kumagai
  • 11月30日
  • 読了時間: 2分
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こんにちは、のぶちかです。


さて2025年最後の個展は、JIBITAでは初となる西垣聡さんに飾っていただきます。


富山ガラス造形研究所でガラスを学び、現在は長野県にて制作されている西垣さん。オファーのきっかけは、そのキレのあるカットや、美しいフォルムバランスをより効果的に映すマットとクリアが共存した姿に強く惹かれた為です。


精緻に削られた後に磨き上げられ輝きを放つスタッズは、ハードロックやパンク好きが高じ、その要素を取り入れてみようと思い始められたシリーズとの事。


また、当シリーズは西垣さんがガラスを始められた当初からずっと作り続けている作品でもあります。


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しかし、当初は御自身の好きな音楽やファッション要素を取り入れる事だけを考えて制作されたそうなのですが、今はガラスの歴史として古くからある切子の文様(スタッズ状のカット=霰文、魚子文)を現代風にアレンジする事に、制作の意義を感じておられるそうです。


ちなみにこのスタッズは、切子の古典文様では器面にスタッズ状の削りを斜めに施すものが中心となります。それは陶芸で言えば陰刻の状態となるのですが、一方で西垣さんは厚めに吹いたガラスにスタッズを施した後、そのスタッズが器面に露出する様にスタッズ以外の全てを削り落とし、陶芸で言う陽刻の状態に見せる所が特徴となります。


古典切子の超絶切削技量の高度さは言うまでもないのですが、その模倣にとどまらず新たな表現領域を構築された事が個人的な素晴らしいと思っています。


クリスマス、年末年始の食事時間を特別な時間にしてくれる美しいガラス器が集います。

ぜひ多くの皆様に御覧いただけますと嬉しいです。



◆「西垣 聡 ガラス展」

会期:12月20日(土)~25日(木)

会場:JIBITA

オンライン個展:クリスマスプレゼントに間に合う様に日程調整中




 
 
 

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